「合理主義」=「資本主義」?
「無駄なことが嫌い」ととある番組でおっしゃっていた。
「結婚してる女友達とは会わない」「鳥ハム以外食べない」など、彼独自のルールがある様子だ。
それに対して、
「小説を書くことは無駄なことではないのか?」という問いがインタビュアーからされたとき、なんだかとてつもない違和感に襲われた。
この質問からは、暗に「金に結びつかないこと、人の役に立たないことはぜんぶ無駄」という固定観念が透けて見える。(極端かもしれないが。。。)
羽田さんにとって、彼独自の基準はあるにしろ、結局言い分はシンプルで、
「自分が好きなこと、有益だと思うことに時間を使いたい。そうでないものには時間を割かない。」ただそれだけのことなんだと思う。
お金を稼ぐことに必死になって、休日も返上して働き、趣味もなく、少ない余暇の中で「とりあえず高級なものを」といった基準でモノを選ぶ生活の方が、私にとっては無駄だらけに思える。(あくまで私にとって、と言うだけで、批判の意図はない)
私自身はというと、本を読んで映画を観て音楽を聴いて、美味しいご飯を食べることが何よりの喜びで、仕事は生活の為に仕方なくやっている。
自分の生き方が全て正しいとは思わないが、そういう「心豊かな暮らし」を奨励する向きが世間にはまるで無い。
いつかは私も慣れてあきらめがつくのだろうか?
組織のルールに振り回され続ける毎日に。